ファイル管理
社内ファイルや外部ストレージを扱い、ナレッジ化・パイプライン処理に利用します。アクセス制御(ACL)の仕組みもここで説明します。
基本操作
- 左サイドバーで場所(マイフォルダ / 共有フォルダ / 接続フォルダ)を切り替えます。折りたたんでアイコンだけの表示にもできます。
- 表示切り替え — ツールバーでリスト表示とアイコン表示を切り替えられます。リスト表示は列見出しで並べ替えできます。
- ファイルを開く — フォルダはダブルクリックで移動、ファイルはダブルクリックでプレビューが開きます。複数選択は Ctrl(⌘)+クリック、範囲選択は Shift+クリックです。
- 各種操作(リネーム・移動・コピー・削除・ダウンロード・RAG取込など)は、ファイルを右クリックして選びます。
- アップロード — ツールバーの「アップロード」ボタン、または OS からファイルをドラッグ&ドロップします。
- 移動 — ファイルを一覧内のフォルダ、またはサイドバーの場所へドラッグします。サイドバーの場所に重ねたまま少し待つと配下のフォルダが開くので、目的の階層に落とせます。
置き場所の種類
| 種類 | 表示 | 意味 |
|---|---|---|
| 個人 | マイフォルダ | 自分専用。本人のみアクセス。 |
| 共有 | 共有フォルダ | 全社共有。フォルダ単位でタグによるアクセス制御。 |
| 外部 | 外部: <ラベル> | 管理者が .env で許可したディレクトリ。既定で読み書き可(読み取り専用の指定も可)。 |
これらに加え、SFTP / S3 / Google Drive などの接続を登録して、同じ画面から扱えます。
共有領域(shared)の直下にファイルは置けません。アクセス制御がフォルダ単位のため、裸のファイルだと制御対象外になり全員に見えてしまうためです。先にタグ付きフォルダを作成してから、その中に置きます(アップロード・リネームとも直下は拒否されます)。
外部ストレージを繋ぐ
接続(認証情報を登録)
接続を作成すると、外部ストレージを参照できます。対応プロトコル:
| 種別 | 備考 |
|---|---|
| SFTP | 秘密鍵対応。ホストフィンガープリントで MITM 対策 |
| SMB | DOMAIN\user を自動分解(AD 統合環境向け)。文字コード選択可 |
| FTP | FTPS(TLS 暗号化)対応。Explicit(AUTH TLS、ポート21)/ Implicit(ポート990)を選択可 |
| S3 | AWS / MinIO / R2 / Wasabi / B2 / DigitalOcean / Ceph |
| GCS / Azure Blob | クラウドストレージ |
| WebDAV / HTTP | 汎用 |
| OAuth 連携 | Google Drive / OneDrive / Dropbox / Box / SharePoint |
認証情報は暗号化して保存され、一覧では伏字表示されます。接続は作成者のみが利用・編集・削除できます(管理者も他ユーザーの接続は利用・閲覧できません)。OAuth 連携は各ユーザーが自分のアカウントで認可するため、見える範囲は連携先サービス側の権限に従います。
外部ディレクトリ(管理者)
管理者は .env の EXTERNAL_DATA_DIRS でローカルの任意ディレクトリを許可できます。既定は読み書き可(スコープで選択した時点で許可表明とみなします)。カンマ区切りで、ラベルはディレクトリ名から自動付与(ラベル=パス で明示も可)。末尾に :ro を付けると読み取り専用になり、画面上の編集操作が隠れ、ドラッグはコピーの動作になります。
EXTERNAL_DATA_DIRS=/data/work,drawings=/mnt/nas/drawings:ro
登録したラベルが「外部: <ラベル>」として表示されます。詳しくは外部データソース接続を参照してください。
アクセス制御(ACL)
ロール
ADMIN / SUPER / USER の 3 ロールがあります(ユーザー・権限管理)。
共有(shared)のフォルダ ACL
共有はフォルダ単位でタグを割り当てて制御します。フォルダごとにタグ保持者の権限を「閲覧のみ(viewer)」「編集可(editor)」から選べます。
| 操作 | 誰ができるか |
|---|---|
| 閲覧 | ADMIN / SUPER は常に可。タグ未設定のフォルダは全員可。タグ設定済みは、そのタグを持つユーザーのみ。 |
| 変更(アップロード・移動・削除など) | ADMIN / SUPER は常に可。「編集可」のフォルダはタグを持つ全ユーザーが可。「閲覧のみ」のフォルダは USER は変更できません。 |
- 共有の第一階層フォルダの作成には SUPER 以上 と タグ指定 が必要です。作成時に「閲覧のみ / 編集可」を選びます(後からタグ編集で変更可)。フォルダ名は半角英数・
_・-のみ(AI ツール名に使われるため)。 - 「編集可」のフォルダには一覧に「編集可」バッジが表示されます。
外部・接続
- 外部: 既定で読み書き可。
:ro指定のディレクトリは参照とコピーのみ。 - 接続(SFTP / S3 など)・OAuth: 作成者のみが利用できます。管理者(ADMIN)も他ユーザーの接続は利用・閲覧できません(組織共有は今後対応)。
操作の制約
| 操作 | 主な制約 |
|---|---|
| アップロード | 共有はフォルダの権限に従う(編集可ならタグ保持者も可)。共有直下は不可。同名は自動で連番付与。 |
| フォルダ作成 | 共有第一階層は SUPER 以上+タグ+英数字名。 |
| リネーム / 移動 | 元・先の両方に変更権限が必要。置き場所をまたぐ移動はファイルのみ可(フォルダは同じ置き場所内のみ)。共有直下へは不可。 |
| 削除 | 変更権限が必要。フォルダは中身ごと削除されます。 |
ナレッジ(RAG)との連携
- ファイルやフォルダを右クリックして 「RAGに取込む」 を選ぶと、既存または新規のナレッジへまとめて取り込めます(フォルダは配下の対応ファイルを再帰的に取り込み)。取り込みはサーバー側で実行されるため、画面を移動しても継続します。進捗と中止は RAG管理 の一覧にある「取込進捗」から行います。
- 取り込み済みのファイルには参照元ナレッジ名のバッジが表示され、右クリックからそのナレッジを直接開けます。
- ファイルをリネーム・移動すると、ナレッジ側の取込元リンクも自動で追従します。ファイルを削除すると、自分が所有するナレッジの該当ドキュメントも連動して削除されます。
関連
- RAG管理 — ファイルからナレッジを作成
- ワークフロー — 接続 URI でファイルを取得・保存
- 外部データソース接続