モデル管理
LLM サーバ・モデル・GPU を管理画面から一元管理します。
できること
- LLM サーバ(Ollama / vLLM)の登録・状態確認
- 利用可能モデルの管理
- 複数の推論サーバーを束ねて負荷分散(エンドポイントプール)
- GPU リソースの確認
- 利用状況・統計の確認
- 推論性能のベンチマーク(vLLM)
バックエンド別の運用
| 区分 | モデルの供給 |
|---|---|
| Ollama 版 | ローカルにダウンロードしたモデル |
| vLLM 版 | GPU サーバで提供するモデル(既定: チャット Qwen/Qwen3-4B、埋め込み intfloat/multilingual-e5-large-instruct。初回起動時に自動ダウンロード) |
| OpenAI 互換サーバー | 既存の GPU サーバーや他の推論基盤(LM Studio / Foundry Local 等)に接続。高度な設定 › OpenAI 互換の推論サーバー を参照 |
| クラウド LLM 併用 | OpenAI / Anthropic / Gemini / xAI Grok(API キー) |
推論サーバー(vLLM)の運用
vLLM 版では、用途別に 3 つの推論サーバー を個別に管理できます。
| サーバー | 役割 |
|---|---|
chat | チャット・生成・ツール呼び出し |
embed | RAG 用の埋め込み |
vision | 画像・図面・帳票の読み取り(VLM) |
管理画面から、サーバーごとに次の操作を行えます。
- 起動 / 停止 / 再起動 — サーバー単位で個別に制御します。
- 状態・ログの確認 — 稼働状態と起動ログを画面で確認します。
- GPU・稼働監視 — GPU 使用率やスループットをメトリクスで確認します。
- モデルの導入・切替 — Qwen・NVIDIA Nemotron 等を HuggingFace のモデル ID で導入します。
複数の推論サーバーをまとめて使う(エンドポイントプール)
GPU ごと、あるいは別マシンに立てた複数の vLLM サーバーを 1 つのプールとして束ね、負荷分散できます。設定方法と管理画面での見え方は 高度な設定 › エンドポイントプール を参照してください。
GPU 監視(DCGM)
モデル管理画面では、各 vLLM 接続先の GPU 使用率・温度・電力・VRAM を確認できます。接続先ホストで動作する DCGM exporter(既定ポート 9400、.env の DCGM_PORT で変更可)から自動取得され、exporter が無い接続先は「—」と表示されます。
exporter の導入手順
前提として、接続先の GPU ホストに NVIDIA DCGM 本体(dcgmi コマンド)が必要です。未導入の場合は NVIDIA CUDA リポジトリから バージョン 4 系 を導入します(Ubuntu 標準 apt の datacenter-gpu-manager は 3 系のため不可)。
# CUDA リポジトリ未登録の場合は先に cuda-keyring を導入(NVIDIA ドライバ導入済みなら登録済みのことが多い)
sudo apt-get install -y datacenter-gpu-manager-4-core datacenter-gpu-manager-4-cuda13 # CUDA 12 環境は -4-cuda12
続いて、GPU ホストで次を実行します。
curl -fsSL https://pub-a2cab4360f1748cab5ae1c0f12cddc0a.r2.dev/vite-scripts/install-dcgm-exporter.sh | bash
DCGM サービスの有効化、exporter の配置(:9400)、systemd への常駐登録、動作確認までを一括で行います。導入後、モデル管理画面の [更新] で温度・電力が表示されます。
arm64 機(GB10 / DGX 系)では本家 dcgm-exporter の apt / バイナリ配布が無いため、このスクリプトは依存の無い最小 exporter を配置します。x86_64 で本家 dcgm-exporter(コンテナ運用)を既にお使いの場合はそのままで動作します。ユニファイドメモリ機では VRAM(FB 系)は取得できず「—」表示になります。
ベンチマーク(性能計測)
vLLM サーバーに対して、スループット・レイテンシなどの推論性能を計測できます。GPU 構成やモデル選定の判断に使います。
モデルの追加(Ollama)
サーバ側でモデルを取得すると、チャットの一覧に表示されます。
ollama pull gemma3:4b
ollama pull nomic-embed-text # RAG 用 埋め込み
チャットに表示されるモデル一覧は、サーバ側の対応に従います。ツール呼び出しの可否もサーバ側の対応次第です。vLLM 版では .env の VLLM_TOOL_CALL_PARSER / VLLM_REASONING_PARSER で指定します(既定値は同梱の Qwen3 モデル用なので、モデルを変えたら合わせて変更してください)。Hugging Face モデルカードの vllm serve コマンドを貼り付けて .env 設定に変換する「vLLM設定」ボタンも利用できます。環境変数による自動起動と、管理画面からの管理を併用できます。