DigitalBase Docs

トラブルシューティング

対象:管理者
補足

データベースの再作成や接続設定の変更など、影響の大きい作業は、お手元のデータを確認のうえ慎重に行ってください。

起動・アクセス

画面が開かない

DigitalBase は単一プロセスで ポート 8000 で動作します。

db start          # Bare Metal を起動(前景にログが出ます)
docker logs -f digitalbase-app   # Docker のログ確認

ブラウザで http://localhost:8000 を開きます。LAN 公開やホスト名設定はネットワーク / 動作環境を参照してください。

ポートが使用中

症状: address already in use :::8000

lsof -i :8000
kill -9 <PID>
# または
db stop

データベース関連

pgvector 拡張が無効

症状: RAG が使えない / pgvector に関する警告

pgvector 拡張を導入します。拡張の有効化はアプリ起動時に自動で行われます。

OSコマンド
macOSbrew install pgvector
Linuxsudo apt install postgresql-16-pgvector(PG のバージョンに合わせる)
補足

Windows で非管理者のままインストールすると pgvector が無効化され、RAG が使えません。管理者で再実行するか、Docker 版を利用してください。

PostgreSQL が起動していない

OSコマンド
macOSbrew services start postgresql@16
Linuxsudo systemctl start postgresql
Windowsサービスマネージャーで「postgresql-x64-16」を起動

PostgreSQL が停止していると、初期化(bootstrap)がスキップされます。起動後に DigitalBase を再起動してください。

接続情報を変更したい

既存の PostgreSQL / RDS 等に向ける場合は .envDATABASE_URL を変更します。ユーザー・データベースの作成は事前に DBA 作業が必要です。

Ollama 関連

Ollama が起動しない

ollama serve            # 手動起動
ollama serve &>/dev/null &   # バックグラウンド起動

モデルが表示されない

ollama pull gemma3:4b          # チャット用
ollama pull nomic-embed-text   # RAG 用
ollama list                    # 一覧確認

GPU が認識されない / 1 枚しか使われない

まず OS がカードを認識しているか確認します。

nvidia-smi --query-gpu=index,name --format=csv,noheader   # 挿した枚数ぶん出るか
  • 枚数が出ない → ドライバ未導入 / 認識不良。ドライバを入れ直す(クラウドだとプリインストールされていないことが多い)。
  • 枚数は出るが 1 枚しか使われない → これは仕様。vLLM は VLLM_TENSOR_PARALLEL の枚数だけ使います(既定 1)。全枚で 1 モデルを動かす設定は 高度な設定 を参照。
補足

ツール呼び出しや思考(reasoning)の表示が効かない場合は不具合ではなく設定です。高度な設定 で有効化してください。管理画面で GPU の温度・電力が「—」の場合は本ページ下部「DCGM exporter が起動しない」を参照。

ログの確認

  • Bare Metal: db start を実行した前景にログが出力されます。
  • Docker: docker logs -f digitalbase-app

クラウド GPU コンテナでインストールが止まる

クラウド GPU コンテナは root 実行・sudo なし・systemd なしのことが多く、通常のインストールが途中で止まることがあります。

sudo: command not found / sudo -u postgres が失敗する

sudo を外し、root では su postgres 経由でユーザー / データベースを作成します(インストーラは sudo の有無を自動判別します。手動で行う場合のみ)。

su postgres -c "psql -d postgres -c \"CREATE USER digitalbase WITH PASSWORD 'digitalbase';\""
su postgres -c "psql -d postgres -c \"CREATE DATABASE digitalbase OWNER digitalbase;\""

psql: could not connect / PostgreSQL に接続できない

systemd が無く起動していない可能性があります。手動で起動します。

pg_ctlcluster $(ls /etc/postgresql | sort -V | tail -1) main start

nvcc: command not found(vLLM 版)

CUDA が PATH に通っていません。PATH に追加し、.env にも追記します。

export PATH=/usr/local/cuda/bin:$PATH

ビルド依存が足りない(vLLM 版)

apt install -y build-essential python3-dev ffmpeg ninja-build

DCGM exporter が起動しない(the libdcgm.so.4 library was not found

exporter は DCGM v4 が必要です。apt 既定の datacenter-gpu-manager(3.x)ではなく v4 パッケージを CUDA バージョンに合わせて入れます。

apt install -y datacenter-gpu-manager-4-core datacenter-gpu-manager-4-cuda13 datacenter-gpu-manager-exporter
systemctl enable --now nvidia-dcgm nvidia-dcgm-exporter

再構成(reconfigure)でデータが消える

コンテナのストレージは非永続のことがあります。DB データは外部に保持してください(DATABASE_URL を外部 PostgreSQL、または永続ボリューム上の PostgreSQL に向ける)。

SSH を切るとプロセスが落ちる

systemd の無いコンテナでは、tmux などの中で起動するとセッション切断後も動き続けます。

tmux new -s digitalbase
db start          # tmux 内で起動。Ctrl-b d でデタッチ